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人の死は突然訪れて参ります。ご遺族、ご親族、ご会葬者の方々のお力になれればと思っております。どうぞご参考にして下さい。
マメ知識
- 神棚封じ
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神棚の扉を閉め、白い紙で封じます。これは死の穢れ(けがれ)を避ける意味があると考えられます。 昔、地域によっては、神社の前を霊柩車が通るときに、神主様が神社の前に立ち、死の穢れ(けがれ)を避けたと言うお話を聞いたことがあります。
- 北枕
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仏教では、ご遺体を安置するとき釈尊入滅の際の姿勢にならい、頭を北にして寝かせます。 このことを北枕・枕返し・頭北面西・頭北面西右脇臥などと言います。北枕にできない場合は、西枕にすると良いでしょう。
- 戒名/法名
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戒名・法名は、仏門に入ったものにつける名前です。 仏門に帰依したという意味とともに仏のさとりに入ったと言う意味をも含んでいます。 信仰の深い人は、生前に仏弟子となって、戒名/法名を与えられますが、一般的には葬儀の際に僧侶から与えられます。
- 分骨
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釈迦入滅の折、荼毘(だび)にふされた仏舎利は八ヶ所に分骨され弟子たちの手でそれぞれ手厚く供養されたのが分骨の始まりです。 遺骨は郷里にある先祖代々の墓に分骨されることもあります。
- 清め塩
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葬儀から帰ってきた人は、家の中に入る前に体に塩を振りかけて清める習慣があります。 ただし、死を穢れ(けがれ)と見なさない仏教的立場からは、この清め塩は特に意味はありません。
- 忌明け
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仏教では四十九日の法要、神道では五十日祭をもって、忌明けとしています。 宗派によっては、この間を中有または中陰と呼び、忌明けを満中陰と読んでいます。 中陰の間は死者の霊魂は、この世にとどまり、四十九日の満中陰を迎えて死後の行き場所が決まり、冥土へたどり着くと言われています。
- 喪中はがき
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葬儀を出してから初めて迎えるお正月の年賀状は、喪中であることから遠慮するのがならわしです。 相手側が年賀状の宛名書きを始める前の11月下旬から12月上旬までのあいだに年賀欠礼(喪中)のはがきを出しましょう。
- 自宅で亡くなった場合には、どうすればよいのでしょうか?
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- ただちに医師を呼び、状況を確認してもらいます。
- 死亡診断書の交付を受けます。または、警察による検死の後、死体検案書の交付を受けます。
- 葬儀社に連絡してアドバイスを受けます。
- 親族、縁者・僧侶に死亡の連絡をします。
- 病院で亡くなった場合には、どうすればよいのでしょうか?
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- 医師による死亡確認をします。
- 死亡診断書の交付を受けます。
- 葬儀社に、ご遺体の移送を依頼します。
- 親族、縁者、僧侶に死亡の連絡をします。
- 自宅で、納棺までの間、遺体をどのような手順で安置したらよいのでしょうか?
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- 清潔な敷布団を用意します。(枕、掛布団、シーツは葬儀社が用意することが多いようです)
- 北枕または西枕にして、ご遺体を布団に寝かせます。
- 枕飾りをします。
(コップに入れた水、お茶、枕団子、枕飯を添える場合もあります。)
- 喪主はどのような人が務めるのでしょうか?
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普通は故人の配偶者か、すでに成人している子が務めます。 故人が子供の場合は、父母のいずれかが喪主になります。
- お経や戒名料は、いつ、どのようにして渡したらよいのでしょうか?
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仏事用の包みに、「お布施」と表書きし、通夜または告別式の当日にお渡しします。 お経料と戒名料は別々の場合と、一緒に含める場合があります。 金額については、寺院との付き合いの程度や寺院によっても異なりますので、率直に僧侶に尋ねてみましょう。
- この他に寺院に支払うものは何かありますか?
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交通費が必要と思われる場合は「御車代」を、食事を辞退された場合は「御膳料」に相当する金額を別途に包むとよいでしょう。 斎場として寺院を借りたい場合は、その費用を「御席料」として支払います。
- 通夜と告別式の両方に、弔問するのがよいのでしょうか?
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本来、通夜とは遺族や親近者、故人と深いかかわりのあった友人・知人が別れを惜しむものです。 都合によって告別式に出席できない場合は、通夜の席でその旨を喪主に伝えます。
- 「御霊前」と「御仏前」は、どう違うのでしょうか?
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「御霊前」は亡くなられた御霊の前、「御仏前」は回忌の法要の際に使います。
ただし、浄土真宗では「御仏前」のみ使います。
- 香典を何人かの連名で包む場合は、どのように表記しますか?
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2~3人の場合は、名を連ねて表書きします。この場合、右側が上位となります。 それ以上多くの人数の場合は、「○○一同」「○○有志」と表記し、全員の名前を書いたメモを包みの中に入れておきます。
弔問のマナー
- 弔問の心構え
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深く悲しんでいる遺族への思いやりを忘れてはいけません。 言葉遣いや行動は、くれぐれも慎重にする必要があります。 安易に「あなたの悲しみはわかります」と言ってはいけません。 また、「そのうち気持ちが落ち着いていくでしょう」などと慰めるのも考えものです。
- 子どもを亡くしたお宅への訪問
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子ども同士が友人のような場合を除き、同じような年頃の子どもを連れて弔問するような行為は、絶対に避けるべきです。
- お年寄りを亡くしたお宅への訪問
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「天寿をまっとうされておめでたい」とか「大往生でらしたのでご本人も満足でしょう」などと弔問客が言うのは大変失礼なことです。 「まだまだ長生きして頂きたかった」というようなことを述べるのが礼儀にかなった言葉です。
- 病死の場合
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看病疲れの遺族を気遣ったつもりで「楽になりましたね」などと言うのは失礼なことです。 「ご看病は大変でいらしたでしょうね」とねぎらいの言葉をかけるようにしましょう。
- 交通事故死の場合
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事故の状況や死因などくどくど聞き出すのは、大変失礼なことです。 また被害に遭われた場合でも、加害者を責めるような言動は避けましょう。
- 変死の場合
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遺族からの連絡がない限り、様子を見たほうがいいでしょう。 親しい場合なら、先方の落ち着いた頃を見計らって訪問すると良いでしょう。
お盆
- お盆の由来
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「盂蘭盆会」が正式ですがこの言葉は梵語で、インドから中央アジアで呼ばれていたとされています。 日本では推古天皇の606年に始まったと、日本書紀に記されています。 仏事のなかでは盂蘭盆会は目建蓮(もくけんれん)が、あの世で飢え苦しんでいる母を救うために、大勢の弟子たちにご馳走したのが始まりで、「盂蘭盆会」は梵語でウランバーナつまり「逆さつり」という意味をもち、つまり餓鬼道で苦しんでいる亡者を救うために、この世で正しいことをおこない徳をつんで祖先の霊に報いるという意味を、もっているとされています。
- お盆に真菰(まこも)を使う由来
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昔からインドやスリランカでは、盂蘭盆会の供物を葦(あし)で作った舟に乗せて河や海に流していました。 それが飛鳥時代に日本に伝わり同じ水生の植物で手に入りやすい真菰で船を作り精霊流しを行ったのが起源とされています。 耳付の真菰は舟を作ったときの工程の名残で、耳無の真菰は船の船首・船尾部分を切った形です。 五色真菰の色にはどんな意味が込められているかご存知ですか? 仏陀がそのすぐれた力をはたらかせる時、仏陀の体から緑・紫・白・赤・黄及び輝きの6つの光を放つと「小部経典」というお経のなかに説かれています。
- 緑は仏さまの聖なる身体を包む袈裟の色で、あらゆる侮辱や迫害、誘惑などによく耐えて怒らぬ「忍辱(にんにく)」を表します。
- 紫は仏さまの髪の毛の色で、心乱さず力強く生き抜く力「定根(じょうこん)」を表します。
- 白は仏さまの説法される歯の色を表し、清純なお心で諸々の悪行や煩悩の苦しみを清める「清浄(しょうじょう)」を表します。
- 赤は仏さまの情熱ほとばしる血液の色で、大いなる慈悲の心で人々を救済することが止まることのない働き「精進(しょうじん)」を表します。
- 黄は燦然と輝く仏さまの身体で、豊かな姿で確固とした揺るぎない性質「金剛(こんごう)」を表します。
この5色で表される仏さまのお姿と教えが、仏の道を進む私たちを励まして下さっているのです。
- なぜ盆棚に牛や馬を飾るの?
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ご先祖さまがその牛や馬の背に乗って来られるようにという昔からの風習です。 農作物の収穫時期に祭りが行われ、神様が馬、牛に乗って下りて来られるという慣わしが、お盆のご先祖様の乗り物へと変わっていったという説があります。 「お迎えは馬、お送りは牛で」という説もあり、馬は先祖の霊が一刻でも早く来てもらう、牛はゆっくり帰ってもらうという気持ちを表しています。 地域によっては「ご先祖さまは馬の背に乗って、荷物は牛の背に乗せて」というところもあります。
- 精霊送り
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お盆には先祖や亡くなった人たちの精霊が帰ってくるといわれています。 迎え火は、その霊が迷わず帰ってこられるように、麻がらやたいまつなどを焚いたり、提灯を灯し家にお迎えします。 送り火は、お盆の間一緒に過ごした祖先の霊を送り返すときに、帰り道を照らすために麻がらやたいまつなどを焚きます。 これを、精霊送りといいます。 精霊流しや京都の夏の風物詩である大文字の送り火も毎年8月16日に行われる精霊送りの行事です。
- なぜ7月のお盆と8月のお盆があるの?
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東京など一部の地域は7月盆ですが関西やその他の地域では旧盆で行われています。 昔は陰暦の7月に行われていましたが、暦が太陽暦になった今日では7月が新盆で8月が旧盆という慣習で地方によりそれぞれお盆の月が異なっています。 陰暦の7月は太陽暦の8月に該当するので陰暦の風習が強く残っている地域は8月の旧盆をとる傾向にあります。 日本が太陽暦になったのは明治5年からなので新盆の7月はまだ新しいものです。
- 正しいお盆の迎え方は?
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お盆には亡くなった方・ご先祖が家に帰ってくるときといわれています。 そのためには家でご先祖の「受け入れ態勢」をつくらねばなりません。 お仏壇の中はきれいに掃除をすませます。それからお墓に行って「迎え火」を焚いて家までその火をを運んで仏壇の「ローソク」に火を灯します。 お墓が遠い場合は家の近くの四つ角で「麻がら」を焚き、ご先祖様を迎える「迎え火」とします。 そのときに作り物の馬をそばに置きます。 今日では仏壇を盆棚(精霊棚)にする家が増えていますが正式には別に飾り付けます。
- 正しいお盆の送り方は?
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仏壇の中のローソクの火や盆棚(精霊棚)の火を提灯の中に入れ、迎えと同じ場所で「麻がら」に火を焚き「ご先祖様、ありがとうございました。来年もまた来てください」という意味の願いをこめてお参りします。 そのときは牛をそばに置きます。 火が消えたら、家に戻り仏壇にお線香をあげます。
- なぜ麻がらを使うの?
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麻は古代(神仏混合の時代)から神事で使われてきた神聖な植物です。 その麻を生産したときに余る麻の幹の再利用です。
- 盆棚(精霊棚)とは?
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精霊をお迎えする棚のことを言います。 仏壇と同じような飾り付けで、少し違うのは一番上に十三仏の掛け軸を飾り、真中にお位牌を置きます。 棚の左右は笹竹、前面はほおずき等を吊るします。 棚の中にはゴザや真菰を敷き、霊供膳、水の子、だんご、季節の野菜・果物を供えます。 棚の左右には灯篭、ぼんぼり、霊前灯、提灯を置きます。 経机の上にはりん・線香・ローソクなどのお参りをするときに必要な仏具を置きます。
- なぜ「ほおずき」を飾るの?
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ほおずきは「鬼灯」とも書きます。 精霊が迎え火や提灯の火を頼りに集まると言われていることから、迷わないように、ほおずきを提灯に見たてて盆棚(精霊棚)に飾るという説が有力です。 また、真夏の暑い時期に農作物の収穫が今よりずっと少なかった時代、ほおずきの鮮やかな橙色は花や果物などの供物の不足を補い、家族の心にも灯りをともしたはずです。 お盆の時期に墓花や仏花に「ほおずき」を入れるのは、「ご先祖様が迷わないように」そして「十分にご供養したい」という心遣いの表れではないでしょうか。
葬儀とは
- 葬儀とはどんな意味
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「葬儀」というものは、死後から火葬までの「葬儀式」という考え方から、死後から喪があけるまでの「葬送儀礼」との考えがあります。 本来は「葬送儀礼」が「葬儀」であり、一瞬のものではないのです。 その期間では思いもよらない事態に直面したり、時間をかけて決定したくてもできない場合があるのです。 その様に考えると「葬儀」とは非常に奥が深く、複雑でこれという答えがないことも多いのです。 人が生を受けて亡くなるまでの人生を「葬儀」という儀礼により葬り、悼むものと言えます。
- なぜ行うのか?
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なぜ「葬儀」を行うのでしょうか? 不幸が発生して、故人が存在します。その故人は亡くなるまでの人生で、社会的に存在しているのです。 人の形として存在していますから対処しなければなりませんし、見えない霊や、悲しみ、感情が存在してくるのでしょう。 そういった処理を行うために「葬儀」があるのです。社会的な処理としては、亡くなったことを知らせることが必要です。 最近では、近親者だけで葬儀を執り行い、亡くなったことが社会に知れず、存在がうやむやになってしまうケースもありますので本来の葬儀の意味を知った上で行う必要があるでしょう。 また遺体は、腐敗に対する処置を要し、見える形の最後の別れとなります。
- 葬儀から学び得ること
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やはり人がこの世からいなくなることは同じ人として考えさせられるものです。 命の大切さや、生あるものは必ず亡くなることを教えられます。 葬儀に参列して直面することにより命の尊さ、命の重さを実感して、人に対する思いやりの心を養うことができるのでしょう。
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